FF7Rがやべえ3の理由
FF7Rが発売された日、僕は買うつもりがなかったし、そもそもFFというものに抵抗がありました。
自粛期間で学校もリモート授業になり、より外に出ない日常で、暇を持て余す私にとってまぁ買うかってノリで買いましたが、これがやべえ。
そもそもなんで興味がなかったかって言うと、ほぼやったことがなかったんですよ、FFシリーズ。
で、しかもリメイクなわけじゃないですか、思い出もなんもないしなぁってのがあって渋ってたんですよね。
なんで渋ってたんでしょう
スクエニの5年焦らしも納得です。
今回は三つのポイントに分けて、FFやってこなかった僕がハマった理由を書いていこうと思います。
1.ストーリー
僕は今までポケモンとかドラクエみたいなRPGしかしてこなかったんですよね。だから村みたいな印象しかないんですよ。
全然違う、めっちゃ発展してるやんFF。
FFってなんか魔法が凄いイメージあって、神秘的な話って偏見がありました、しょっぱなから裏切られましたわ。
しかも、主人公テロリストかよ!なんて奴らと組んでるんだ。うーわやな大企業やん、あからさまに悪いな。この街絶対治安悪いわ。は?この企業ほんまいかれてるやん。
物語の斬新さに引き込まれました。今って1997年ですよね?
クラウドも生まれながらの主人公というより、主人公になってしまったって解釈してて、今までのRPGにはいなかったタイプですよね。だから今は1997年でしょ?
物語の構図も今の地球にリンクしてる気もします。燃料が星の命を吸い上げてるってのも、今の地球でこういうこと言ってる人いたなぁとも思います。
ポケモンとかもたまに社会的なお話がありますけど、FFの神秘的で世界救うぞオー!みたいな偏見は完全に間違いでしたね、もっと人間を抉るようなストーリーで面白かったです。
2.キャラクター
さっきクラウドは生まれながらの主人公じゃないと書きましたが、彼って今のところ魔洸を浴びて強くなった強化人間兵ってだけで、何かにずば抜けてるわけではないじゃないですか。しかも自らが世界を救う為に動いてるわけじゃなくて、あくまで何でも屋業務の一環でしているんで、めちゃ受動的なんですよ。運命に身を任せてるって感じです。
ポケモンであればポケモンマスターになる、ドラクエだったら勇者だから世界を救わないといけないって自覚して行動してる訳じゃないですか。
こいつら普通の人間じゃないんですよ。確固たる自分がいる奴ですよね。
クラウドはまじで人間です、人の優しさ慣れしてないとことか、感情を出すのが下手くそだったり、人間らしさ満開なんですよ。これは愛せる。
そこに関わるティファ、エアリスもいい意味でこいつは本当に僕と同じ人間という枠組みの中で生きてきたのか?と思わせるキャラクターなんですよね。
色んな意味で強いんすよ。しかもかわいい。
今の所はエアリスの方が好きです。あいつまじでずるいわ。救いに行く前にあんなん言われたら無理よ、エアリス派に決まってしまうわ。
バレットはある意味元凶ではあるんですけど、能天気なやつが1人いないとあのストーリー展開的に辛いわけで。バレットがいないとクラウドを好きにならない気がします。クラウドの事を理解しようとする兄貴的要素もある、いい漢だなと思います。
様々なキャラクターに焦点を合わせて、深掘りしてくれるので、原作では存在が希薄だった(らしい)バレットの仲間達とのエピソードも入り込んで見ることができましたね。正直原作でジェシーはマテリア交換権と聞いて結構ショックでした。
ドラクエが世界を救う話と例えるなら、FF7はその過程での人間模様の話だなと感じます。
3.戦闘システム
今回スクエニが力を入れた部分はここかと。コマンド+アクションと、一見交わることのないジャンルが見事に合わさってます。
考えながらやらんとあかんのに、まぁまぁの瞬発力がいる訳で、一回の戦闘に結構なエネルギーを使わないといけないんすよね。
どこでアビリティ使う為のゲージ溜めるのか、いつ打てば効率がいいか、回避のタイミングなどなど、どちらの要素も兼ね備えています。
これが楽しくて仕方ない。
RPGってゲームとしての面白さよりストーリーに比重が乗るわけじゃないですか、だからゲームをするぞというかはストーリーを進めたくてプレイする訳ですよ。ある意味で本を読んでる感覚に近いと思います。あんま読まないんでわかんないですけど。
そうなるとストーリーは重厚に出来るけど、戦闘がマンネリ化しちゃうんですよ、これは仕方ないことなんで、文句を言うつもりはないですが。
これをFF7Rが分作にして解決したポイントだと思います。ストーリーの一部分を重厚にして、ゲーム性を強化すると。そうする事でどちらの質も高くて、尚且つ丁度いいタイミングで終わります。
僕は30時間後半ほどでクリアしました、香川県の子でも1ヶ月とちょっとでクリアできます。
多分下手に結末までやると、マンネリより先に戦闘の疲れがくるんですよね。展開の辛さと噛み合ってげっそりしちゃうんですよ。
だからこそ最後まで楽しんでプレイ出来たし、クリア後の要素も楽しんでプレイ出来ています。
最後に
プレステを持っているようであれば、このFF7Rは買って損しないとここに断言します。
買ってください。買えや。
ただ、分作ではあるのであらゆる謎は残ったままです。いつ出るのかも分かりません。
そう言った意味では欠点ではあると思うし、オススメしきれない所ではあります。
でもFF7R2が早く発売する為にも皆んな買ってくださいお願いします。