陰キャは病気です#3 女装したい編
陰キャってのは何故か自信があるんです。
やればできる！的なやつ
それで実は挑戦してたやつあるんですよ。
女装なんですけど。
自分、見た目には変な自信があります。
決してハンサムとかは言わないけど、顔面偏差値でいえば５２～５５とかくらいだと思ってます。
1番かっこいいとか、俺はイケメンとも言わないけど、顔は絶対に良い方だと思うって言う、まぁ腹立つやつです。
んで、まぁ渋い顔ってよりかは童顔なんですよ、だから女装したらまぁまぁいいんじゃないかなみたいなさ。
1日だけでいいし女装してガチで女の子になってみたいな、っていう願望が日に日に強くなってて、友達に頼んじゃったね。
ウィッグ無しの、服とメイク道具を用意してくれました。
勿論僕はムダ毛を完璧に処理して、準備万端ですよ。
服とご対面して、ドキドキしながらスカートを履きましたよ、恥ずかしかったなぁ。
鼻がコンプレックスなんで、そこはマスクで隠して、それより上をメイクしました。
よーわからんのよ、本当メイクって大変なのね。僕は女の子になれんなぁって心から思いましたよ。
そして出来上がり、立って写真撮りましたよ。
そこには私じゃなくて俺がいたんですよ、スカート履いた俺。
俺のスカートどこ行った
最悪ですよね、なんで見た目に自信があったのかわかんないですよ。
もう写真とか気持ち悪くて消したんで残ってないんですけど、男が女の子の格好してるって言う感じですよ。
ガタイとかの問題もあるんですけど、拭えない男感に打ちのめされて、楽しかったけど最悪でしたよ。
ウィッグつけた方がよかったなぁ。
もう1回やりてえ
女装編 終
陰キャは病気です#2 ロードオブ美容院
陰キャとかおひとり様に共通する嫌なイベントがあります。
地獄の美容院、散髪編
陰キャや真性陰キャ問わず地獄の時間になりがちな美容院、これを乗り越えると1つ人として大きくなれた気がする。
僕の目標はただ1つ、面白い話をすること。
切ってもらえる人が変わることを想定し、自分オリジナルのすべらない話みたいなものを用意する。
万人に効く、面白い話とはなんなのか。
趣味や個人的に好きなものの話は相手も喋りに参加できないので、そこらへんの話は小出し程度にする。
色んな人を相手に接客をする仕事故に、普遍的な話ばかりだと印象がつかない、ならば個性を出せば印象的な話ができるのではないかと考えた。
趣味以外の個性･･･ 僕が切れるカードはなにか？
俺のターン！！！
使える手札は陰キャ、ひきこもり、ろくでなし。
最悪の札しかない、どう戦えばいいのだろうか。
いやまて、このカードは最高なのかもしれない。
こないだ~に行った、こんなことがあった。
この骨組みで美容院トークは形成されていく。
珍しい場所、珍しい出来事、トーク内容はこれが主になる。
僕の面白さ、陰キャやひきこもり視点だ。
陰キャやひきこもりの視点においては、全てが刺激的なものだ。旅行に行くにも、カラオケに行くにも、散髪に行くにも、全てが刺激であり、誰もが経験するであろう普遍的な出来事に特異な視点が入る、、、 これだ！
いよいよ、散髪当日
自らの独自性を持ったトーク内容を引き下げ、僕の顔や態度には僅かながらの自信があった。
入店
あのー予約したものなんですけど
第1関門、受付を突破した。
今日担当する〜です宜しくお願いしますー
宜しくお願いしまーす
今日どんな感じにされますか？
ええと
写真を見せ、理想の髪型を伝える
順調に物事が進んでいる、会話をすることが無いシャワーで心を整え、いざ散髪。
今日初めてここ使いますよね？
ああ！そうですね！友達から薦めてもらって。
そうなんですか！ありがとうございます
いえいえ〜
じゃあ今は学生さんで？
あぁ〜そうですね！
へぇ〜普段何されてるんですか？
来た！フリートークゾーン、自らの性格話に持っていくために、ここは軽く流す。
あー最近サッカー見始めて、それで時間使ってますねー
あ！そうなんですか！僕もなんですよ！
！！！！！
予想外の返答、全てが狂った
だが用意した話を話したいがために無理矢理持っていくのも変だ、サッカートークするかぁ。
久保すごいっすね、レアル行って
そうっすよね！オリンピック楽しみですよ
田中碧って知ってます？川崎の
ブラジルに2ゴールきめましたよね！
そうです！その田中碧です！好きなんですよね〜
あぁ〜削り屋系が好きなんですね、カンテとか？
めっちゃ好きです、嫌いな人とかいないでしょ！
切られていく髪、あっという間に理想に近づいた。
用意している話はほぼ使わずに終了。
んーーー
用意とかせんでも何とかなるなぁ
美容院編 終
陰キャは病気です#1 一人で外出編
前回のブログをご覧下さい
真性陰キャについての解説をご覧いただいたならわかると思うんやけど、気づいたやろ。
めんどくさいやつやなぁって。
そやねん、僕結構めんどくさいねんな〜、自己分析すればするほど腹立つもん。常人やったらWiiぶっこわしてんでほんま。
んでこれ治そうと思って、色々考えたんや。
ほんでな、気づいたことがあって、1人でニヤニヤボケの為に時間かけるんじゃなくて、すぐボケるためにどうしようと思ってな、外に出てコミュニケーション取ろうと考えたわけやな。
色んな人と喋ってある種の人見知りに耐性つけてこってことと、人と話す時の形を作ろうってなとこや。
まぁ僕は真性陰キャなわけやし、最初はホンマにやばかったんや、買い物してろくにありがとうございますって言えへんねんな〜 人としてどうなんって感じなんやけどさ。
まずそこを変えようと思って外に出たんやわ、確か5~6年前の話よ。映画館、ヒトカラ、ラーメン屋。
ほな、びっくりよ。もう券売機なんやね、全部。
人と関わりませんやん！！って心の中で突っ込んでもうたがな。
ラーメン屋とか一蘭行ったし完全シャットアウトよ、意味ないよな。
そっから考えたわけや、なんで真性陰キャが生まれるかってな。 僕の場合一人っ子やったし、一人でいることの方が多かったんやわ、やから人と関わる時の手本がテレビやったちゅうわけよ、そらフリボケに厳しくなるわな。
でもな、これが社会も寛容になってきとんねん、1人でいることに。
こんなん陰キャ増えんで、あかんやろ。
あのなぁ、これが主流になったらあかんねんなぁ、1人の楽しみは誰からも理解されなくていいけど、ただただ好きだからやるみたいなとこあるやん。
寛容になると甘えちゃうじゃんか〜もうヤダ〜
コミュニケーションとらなやっぱ形って出来んわけよな、それを作ろうと足掻いてんのに、社会はそれでいいんだよって違うわ！
あたし取りたいの！コミュニケーションしたいの！いっぱい喋りたいのよ！！！！
小学生の時とか中学の時にもっと人と喋っとけばよかったわ〜ほんまに
初めての1人外出編 終
真性陰キャの生態
陰キャと呼ばれる人は、目立たない、暗い、人付き合いが悪い、などの要素を影と例える事で、そういった人々を弄る為に生まれた言葉なのだろう。 そしてそれと対比するために陽キャという言葉も同時に発生したのではなかろうか。
私はこの分類において間違いなく陰キャである。だが、皆様も分かる様に人間は簡単に分類できない。私は私自身を真性陰キャと呼び、その生態を解き明かそうと考える。
1.あまのじゃく
真性陰キャを自称したいのであれば、この項目は必ずクリアしなければならない。やれと言われた事はやりたくない、与えられた自由にわざと制限を掛ける、制限があれば破りたくなる。
人間関係において付き合いたくないタイプの人間だ。私自身、このような人を見るとイライラするのであろう。
真性陰キャは刺激を求める、やってはいけないことや、自分に合っていない事をわざとする事で得られる刺激で日々を生きている
2.異様な自己分析
あまのじゃくの項に繋がる事だが、自分に合っていない事をするためには自分を知らなければ話にならない。自己分析をする事で世間体や人々に自らをどう思われているかを想像する。すると自然に自分自身の制限がかかるのだ。
いつもの私だったら〜する、という制限を作り、そしてそれを破る。そのための自己分析である。
3.空気を読むことに敏感
この、2つの項目を実施する為には空気を読めなければならない。何故ならこれらが認められる環境でなければ、ただ単に変な人になってしまうからである。あくまで人に迷惑をかけないギリギリのラインを攻めたい欲が高い。
ここまで来て気づく人も居るだろう。実はこの真性陰キャは人と関わること自体にストレスを感じていないのだ。なんなら周りの人が軸になって、真性陰キャは動いている。
では何故人と仲良くなろうとしないのか、理由は2つある。
1つ目は意外性を生み出すためのキャラクター作りの面倒くささ、2つ目にこの性格は一般受けしない事に気づいて居るからだ。
1つ目に関して言えば、意外性でウケを狙うのが好きな自分にとって、自らを知ってもらわければ意外も何も無いので自分をある程度知ってもらわなければならないということ。
そして2つ目に、私は私の事を面白いとは思うが、私意外の人が見れば面白くないと言われるのも分かっているからだ。そしてそんな人に準備期間を設けてもウケなかったら意味がないのだ。
このようにして、人付き合いに面倒くささを感じているのだ。
めいっぱいに考えたフリとボケを回収出来た上でウケた時の絶頂を今でも忘れられない、真性陰キャはボケに人生を掛けている、そしてそれは麻薬に近いものなのだ。それを失敗したくない自分は慎重に動く。ここまでいえば人付き合いをしない理由も分かるだろう。
真性陰キャは人を好むが、人付き合いは苦手なのだ、正直ここのあまのじゃくは要らないのだが。
次に、真性陰キャは何故自分の事を喋らないのか、1つ参考に出来る資料映像がある。
この気持ち理解できる、或いはしようとしている君は真性陰キャの資質がある。
理解できない、こうすればいいのにと書いてあるコメント欄に何様だよと思えればかなりそれに近い。
ここに映る彼と私は一緒だとは言わないが、テリトリーに入られたくないということは一緒だ。これ以上言うと無粋なのだが、今回は私自身を例に取って説明する。
私の場合面白さを追求しているわけで、仮に彼と同じギターが趣味だとする。
趣味の話になった時に安易にギターと言えば今度弾いてみてと言われたり、その事を軽くいじられる。これではややウケしか狙えないのだ。
私が狙うのであれば、始めたての頃に趣味と言ってド下手な演奏をしツッコまれるパターンとガチガチに上手くなって、なんでこんな上手いんだと意外性を見せるかのどちらかになる。
それまでは変にいじられたくないのだ、自分の計画を全てボツにされた上にややウケだと気が済まない。
恐らくだが彼も面白さ追求ではないにしろ、その後に展開される話が濃くない事を想定しているのだろう。
意味の無い話や価値の低い話をして、聞いている人になんの得があるのか全く分からないのだ。どうせ話すなら濃い話がしたいという考えなのだろう。
どうだろうか、真性陰キャの生態が分かって来たのではなかろうか。
完結にまとめるなら、真性陰キャは人によく思われたいのだ。だが決して自分を変えたくないという強いこだわりを持つ。
ここで私にとって大事な発表がある。ここまで私の真性陰キャについて書いてきたが、今日を持って真性陰キャを卒業する。
ここまで読んできた中で、忘れている人間がいるかもしれない。
そう、私はあまのじゃくなのだ。
つまり真性陰キャの理解が深まるのであれば、真性陰キャは、予想外の行動や言動を起こすという事がテンプレ化するのだ。
予想外な事を起こしても、「あいつ真性陰キャだからな」と一言で言われるとたまったもんじゃない。
君がもし、私を真性陰キャと呼ぶならば、真性陰キャでいたくないのだ。
書いていて面倒くさくなってきた、これも卒業というより、脱退と言った方がいいのではないか。
不協和音やな
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